今回はスコットランドのボトラーズのひとつ、ハンターレイン社のアイラジャーニーについて勉強し、後半は飲んでいきます。
ここ最近、シングルモルトウイスキーは値上がりの一方通行。5,000円台で購入できるアイラモルトは殆どありません。好きでよく飲んでいたボウモア12年は2024年4月に大幅に値上がりしてしまい、おいそれと飲めなくなってしまいました。その意味では、5,500円程度で7年熟成のアイラモルトを楽しめるアイラジャーニーは非常に有難い銘柄です。
なお、アイラジャーニーを購入するまで知らなかったのですが、〇〇ジャーニーは旅するウイスキーというシリーズもので、アイラ(島)以外にもハイラ・キャンベルタウン等があるみたいです。
商品の説明・特徴
公式サイトはこちらより。
商品ごとに詳細なページがある訳ではないので情報量は限られてしまいますが、構成原酒からもピートが強そうな味を想像できます。
キーモルト
キーモルトと書いて良いのかは分かりませんが、構成原酒は
- アードベッグ
- ラガヴーリン
- ラフロイグ
- ブナハーブン
- カリラ
とのことです。樽にもよるのでしょうが、この中だとブナハーブンだけはピートのイメージがありません。
価格と入手性
価格
2024年7月にAmazonで購入した際は、税込5,500円でした。試しやすい価格帯とは言い難いかな?と思います。
入手性
近所のスーパーはもちろんの事やまや等でも売っているのを見た事が無いのですが、梅田のヨドバシカメラでは見たことがあります。入手性が良いのか悪いのか、よく分かりません。
Amazonやウイスキー界隈では有名な武川蒸留酒販売さんなら、特に苦労する事なく購入できるイメージです。その意味では、十分入手性は良いと思います。
美味しかった飲み方
ストレート
香りは、最初にラフロイグのような薬品臭を感じます。それ以外には、土のような香り・森の中で感じる清々しい香りもあるように思います。フルーティーさはあまり感じません。土臭い印象。
味 塩キャラメルのような、コクのある甘塩っぽい味が印象的です。後半から、ラフロイグらしい独特の薬品感やスモーキーさが出てきます。広い括りでいうと、ジョニ黒にも通づるかな?と。アルコールのピリつきはほとんどなく、飲みやすいです。
ロック
ストレートの時よりも甘みが抑えられ、塩っぽい味が相対的に強くなった印象です。加水される事で良い意味で力強さが抜けて、カリラのような軽やかなスモーキーさになったと感じます。
ハイボール
口に含んだ瞬間、フルーティーな甘みを感じます。後半は、ラフロイグを飲んでいる時に感じる独特のヨード感が出てきて、余韻もラフロイグ感が強いと思います。
食事中に飲むなら、ステーキのような味の濃い料理と合わせた方が良いと思いました。ハイボールにしてもラフロイグに近い特徴的な味がしっかり残るので、繊細な味わいの料理だと料理が負けてしまうように感じます。
美味しかった飲み方
- ストレート
- ロック
- ハイボール
甲乙つけがたいですね。価格帯や年数表記(NV扱いですが)の割にストレートにアルコール感がなかったので、ストレートを1位にしました。ただ、ロックもハイボールも文句なしに美味しかったです。
まとめ
冒頭にも記載した通り、昨今シングルモルトウイスキーの値段が上がり続けている事を踏まえると、非常にコスパに優れたモルトウイスキーだと思います。
近い価格帯でブレンデッドモルトウイスキーといえば、真っ先に思いつくのがジョニーウォーカーグリーン。価格帯は若干下がりますが、モンキーショルダーやニッカのセッションも該当します。これらとの飲み比べもしてみたいです。
- 味の満足度:8/10 (どの飲み方でも満足度高し。アイラウイスキーを飲みたい時の第一候補になりそうです)
- 入手性:8/10 (通販で普通に購入可能)
- また購入したいか:8/10 (是非また購入したいです)
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